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2008年7月24日 (木)

御座船の出で立ち

元禄十四年の管弦祭、俄の風雨により、管弦船は遭難寸前。阿賀・江波両村の漁船にからくも救助されたのでした。この遭難事故以来、阿賀と江波の両村が漕船を奉仕することとなりました。阿賀の漕船は鯛網船であった関係で現在でも櫓を用い、江波は伝馬船であったから、その形式を残した救援船で十四挺の櫂を備えた伝馬船です。

江波の櫂伝馬船が御座船に寄せ、引き綱を結びます。

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江波の櫂伝馬は、左右合わせて14丁の櫂で御座船を引きます。大鳥居の前で左回りに三度まわします。

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江波の櫂伝馬には、漕ぎ手14人、大梶1人、太鼓1人、その他世話役等21人計37人程度です。漕ぎ手のいでたちは、赤い格子のそろいの法被、菅笠、白足袋が正装です。世話役の人たちは、紺地の羽織に白い腰巻、麦藁帽子、明治・大正の時代を彷彿とさせる出で立ちです。

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三回回しも終わり、いよいよ地御前神社に向かって出発です。

先頭は、江波の櫂伝馬、挟むように阿賀の船二艘も、御座船をひきます。阿賀船は、鯛網船で六丁櫓です。 一隻に水主(漕ぎ手)が12人、采振り2人、太鼓1人で構成されています。途中水主は交替します。忘れてならないのは、カワイイ男の子”菜振り”2人です。管弦の最後までつとめることができるでしょうか。

6時18分、管弦を奏でながら対岸の地御前神社へ向けて出発しました。

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PENTAX K20D + Pentax DA 55-300mm F4-5.8 ED で撮影しました。

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コメント

豪壮な船神事の様子が垣間見えます。
3回も回すのは、水夫さんも御苦労ですね。
1枚目と3枚目の写真が、印象に残りますね。

おはようございます
厳かの中に豪快さがあるようですね。
櫂伝馬大きくて重そうです。14丁で漕いでもなかなか進まないように思いますが・・・
               風来坊

ariawaseさん、おはようございます。
ありがとうございます。
ズーム300mmで撮ってみましたが、このレンズ中々の描写をしてくれるようです。少しピンの甘い部分もありますが、気にいってるレンズの一つです。

kotarou-titiさん、おはようございます。
14丁の江波櫂伝馬で漕ぐのは、三回回しの時でせ。地御前神社へは、書込みしましたように、加えて阿賀鯛網船の二隻が艪の六丁、併せて12丁で同行引きを行います。

>大鳥居の前で左回りに三度まわします
見ものですね。とても難しいのでしょう。奉仕なさる方たちも世代交代もあるでしょう。前にこのあたりのドキュメントを見たことがあります。

kazuyoo60さん、こんばんは。
仰るとおり、大きな御座船を、いくら14丁の櫂伝馬船でも、一艘ではなかなか大変そうです。そろいの法被も終わりの頃は脱ぎたくもなるでしょうね。炎天下ですから。

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