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2008年3月19日 (水)

清張が見た柳井の風景

 珍しい町の風景だ。近年、こういう古めかしい場所がだんだん少なくなっている。世に有名なのは、伊豆の下田と備中の倉敷だが、ここにもそれに負けないような、土蔵造りの家が並んでいる。歩いている人間も静かなものだし、店の暗い奧にすわっている商人の姿も、まるで明治時代から、その慣習(しきたり)を、受けついでいるような格好であった。 横町を歩くと川に出た。川面には向かい側の白壁が逆さまに映り民芸風な風景になっていた・・・・・・・・・・・・

『花実のない森』から    ”白壁と川のある街”より 松本 清張      

いまどき珍しい犬矢来のある家

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甘露醤油、醸造元の即売棚

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掛屋小路(かけやしょうじ)の奧に、情緒を誘う「お香あそび」

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朝日新聞専売店。

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国重文指定「国森家」の店奧から店頭方向を写す。さすがに、木組みがどっしりとしている。

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PENTAX K10D + smcPentax-DA16-50mm F2.8 ED SDMで撮った

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コメント

レトロな街なんですねえ。白壁の町、柳井。よく聞きますが、下田、倉敷と並んで、土蔵の似合う町なんですね。松本清張さんも歩いた柳井、一度訪ねてみようかな、一人でうふふ・・・・

こんにちは、白壁の町柳井、タイムスリップしました。犬矢来初めて知りました、昔の人はいいものを考えますね、これを歩道の横に設置してくれたら、犬に悪さをされないですむしいいな~、と思いました。清張さんの推理小説、高校時代に何冊も読みましたが、花実のない森は未読です。
見聞が広まりました。有難うございます。

昔懐かしい、といっても映画や小説の中で、知った風景ですけど、柳井の町って情緒ありますね。
ここはたしか、般若姫伝説に関係したのでは、なかったですかね。ぼくの母の故郷が、豊後大分なんです。母から話しを聞いたように思います・・・?
鮮やかさを押さえた、画像がなんともいえない郷愁を感じさせてくれますね。

ヒシノミさん、こんばんは。松本清張さんが、柳井を、評価してるのをみて、ちょっと、良い気分ですね。それに、文章がやはりスゴイです。さりげなく語りかけるように淡々とした文章は、やはり、すばらしいですね。ぜひお出かけください。

鯉じーじさん、こんばんは。今日は、メンテでご迷惑をおかけしたようですね。フリー(無料)なので文句も、いえません。柳井は、意外に良いところでした。規模は小振りですけど、随所にアレット思わせる趣向が感じられます。また、夏にでも出掛けたい町ですね。花実のない森は、新書・文庫版ともすでに絶版になってます。なにしろ、50年前の作品ですから。

かこまちさん、こんばんは。
仰るように般若姫は豊後の国で、父炭焼き小五郎、母大和の国の玉津姫との間に生まれます。長じて絶世の美女となった姫を慕う若者は数限りなく、都にまでうわさが、流れてきたのです。欽明天皇の第四皇子橘の豊日の皇子(後の用明天皇)の耳にも届くのです。そして、皇子は豊後にまででかけて・・・・そして、紆余曲折のすえ、姫は用明天皇の指示で都へ向かう途中、嵐に遭い、周防の国大畠の浜で命を失ったというお話です。平生町、般若寺に葬られております。

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